今日は、『エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する』という本を読みました。
この本を読む目的
また、自分自身、周りから「頑張りすぎじゃない?」「お昼ご飯くらい食べたら?」「ずっと仕事のこと考えて大変だね」と言われるくらい努力し続けちゃう性格でもあるので、ケースバイケースですが、エフォートレス思考の考えが日々の仕事や生活にも活かせるのではないかと考えて、読もうと思いました。
読書後のアクションプラン
- アクションプランのto do リストを付ける
記憶を呼び出す労力を削減し、よりアクションに専念できるような状態にするため
日々、やるべき事をやる前に(特に気が進まない時)、それを達成した状態をイメージしてスモールステップを踏み出す習慣を身につける。
- 一つ不満を感じたら、一つ感謝を口にする。
拡張ー形成理論によってポジティブな状態が自分のパフォーマンスを上げるため、結果的に必要以上に頑張らなくていい状態になるため。
単語メモ
小さい石から瓶に入れると、大きな石を入れるスペースがなくなってしまうかもしれない。でも、大きな石から瓶に入れると、残った小さな石も入れることができ、むしろ小さな石を入れようと行動する。
別名「最小努力の法則」とも呼ばれ、人は最も少ない苦労で物事を達成しようとするバイアスのこと。
あるポイントを超えると、努力の量が結果に結び付かず、いくら入力しても出力量が増えない現象。
この本で解消できたQ&A
「頑張ること自体には意味があるが、頑張りすぎることはかえって逆効果となる可能性がある」
です。
すなわち、努力を過大評価せず、適切な努力と、過度な努力が求められる場合は「どうやったら楽に進められるか」を考えることが大切。
そのコツは、「エフォートレス×レバレッジ」と個人的に考えました。
1、頑張りすぎは失敗のもと?
人間は、認知容易のバイアスが備えられているので、そもそも頑張りすぎている状態は不自然で脳的にも異常な状態である。
且つ、収穫逓減の法則から、ある一定のポイントを超えると、人はアウトプットの質・量が減少することも分かっている。
なので、頑張りすぎると、結果的にパフォーマンスは低下して、結果的に得られる結果を逃す可能性が高くなると言えます。
また、頑張りすぎている状態のとき、
- 今頑張っている目標が明確にイメージできていない
- 我慢して取り組んでいる
- 不の感情を押し殺している
などの状態に陥っているケースが多い。
この状態を改善しなければエフォートレス思考にはなれないし、逆に上記を改善することができれば、努力し続ける以上に簡単に、楽しく、スマートに成果を出すことができる。
これが、エフォートレス思考の考え方です。
2、頑張りすぎない方法は?
先ほどの3つの解消すべきケースに対する解を自分なりに記載します。
努力する・行動する目的(ゴール)を明確にする
アファメーションやコーチングの本でも学んだ内容がそのまま転用できるのですが、明確なゴール設定を行い、そのゴールを達成した時のビジョンをリアルに情動と共にイメージできれば、自然と行動することができるので、すなわち努力をしている感覚ではなくなります。
努力しないと頑張れない状態ではなく、努力していなくても勝手にやってしまう様な仕組みを作ればOK。
我慢→楽(ラク)・楽しいに変換する
先ほどのゴール設定の活用で、努力する感覚ではなくゾーンやフローと呼ばれるポジティブな感覚に突入することで、頑張りすぎることはなくなります。
そのコツとして、行動すると得られるもののタイムラグを短くすることがおすすめ。
- 副業で月収5万円稼ぐ
- 勉強して資格を取る
- 運動して5キロ痩せる
これらは達成して喜びを感じるまでにかなりの時間がかかるため(遅行指標)、その手前の工程を細分化してご褒美を得やすくする意識が有効的。
不満→感謝に変える
不満思考を充足思考に変えるだけで、自分の持っているリソースに目がいき、あらゆる可能性が格段に広がります。
一方で、不満ばかり感じていると、本質的な部分に集中できず、努力してもいい結果が得られないです。
無駄な努力をしないでもいい様に、一つ不満を感じたら一つ感謝する習慣を身につけることで、勝手にエフォートレスな体質に生まれ変わります。
3、エフォートレス×レバレッジ
レバレッジの効いた行動はエフォートレスな思考と相性抜群。
例えば、SNSやネットで得た情報は手軽な解決策にはなるけど、直線的な解決にし必ず積み上がらないため、今後同じ問題が起きた時にまた解決策を探さなければいけない。
なので、結果的にラクな状態にならない。
一方で、本などで普遍的・永続的な本質をインプットすれば、あらゆることに転用可能な知識が積み上がるので、多少労力がかかっても積み上げ式な活動をする方が将来的にラクになる。
これがエフォートレス思考に通ずる部分です。
プラスα
やる気をエフォートレスにコントロールする際は、BGMが効果絶大。
この本を読むオススメのタイミング
自分自身の行動・考え方がぶれていないか確認するため、定期的に読み返すことがおすすめ。
引用
「知識はチャンスの扉を開いてくれる。自分だけのユニークな知識は、永続的なチャンスを与えてくれる。」
グレッグ・マキューン. エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する (Japanese Edition) (p.189). Kindle 版.
上記の観点からも、読書することは永続的なチャンスを得られる最高の趣味であり、レバレッジを効かせられる最高の行動だと言える。
何かやるにはまず目的を考えていたが、読書は目的ではなく継続して本を読み続ける→インプット・あうちプットし続けることに意義を感じて習慣にしようと思った。