今日は、『最高の体調 ACTIVE HEALTH』という本を読みました。
私自身、ちょっと前から「どれだけ寝てもなぜか疲れが取れない…」、「すぐに微熱レベルの風邪を引きやすくなった」「老いたかな、体力がなくてすぐに眠くなる」という感じで、理由はわからないけど何故か調子が上がらない状態が絶賛継続中なのです。
そんな方、意外に結構いるんじゃないかって勝手に思っているんですけど、いませんかね?僕だけですかね?笑
この本を読んで、(確定的な情報ではないにしても)なんか調子が悪い状態が続いている原因として思い当たる節をいくつか見つけられました。
知っているだけで明日からの体調が劇的に改善する可能性がある、そんな情報が得られる超オススメの本です。
- どれだけ寝ても調子が悪い。
- なんだか気分が優れない。
- 生活習慣を見直したい。
- 不調の原因が分からない、いつまでたっても改善できない。
単語メモ
- 文明病
近代社会の変化によって引き起こされた、現代特有の病気や症状のこと。
例)肥満、うつ、不眠症、集中力の低下、孤独、など。
- リーキーガット
腸の細胞に細かな穴が開くこと。
リーキーガットが起こると有害な物質が血液に送られてしまい、体内や脳に様々な炎症が引き起こされる。
- リアプレイザル
自分に言い聞かせる手法。
緊張してきたときに、自分自身に「楽しくなってきた!」「興奮してきた!」と言い聞かせるだけで、成績が良くなる。
この本から得たエッセンス
自分自身にも該当する文明病とその原因を考察できたのが良かったですね。
そして、それに対する対策として、腸、自然、人間関係、運動がメインテーマであると知ることができたので、すぐに生活習慣を変えられそうです。
①文明病が引き起こされる原因
文明病として挙げられるのが、肥満や睡眠不足、集中力の低下、人間関係の希薄化などです(他にもたくさんあります)。
文明病は、極論、古来と近代との遺伝子レベルのギャップから生じるんですけど、大まかに具体的なギャップを示すと、
- 多すぎる
- 少なすぎる
- 新しすぎる
の3つです。
多すぎるはカロリー、少なすぎるは睡眠時間、新しすぎるはトランス脂肪酸や孤独状態、などですね。
また、文明病をさらに砕いて要素分けすると、
- 炎症
- 不安
の2つに分解することができます。
②炎症と不安
簡単に解説と、打開策を。
炎症
炎症は、人の細胞レベルで生じる火事のようなもの。
例えば、内臓脂肪はあるだけで体が燃焼し続け、なんだか調子が悪いの原因になり得ます。
また、脳細胞に対する炎症もあり、悪化するとドーパミンやセロトニンの分泌が少なくなりうつなどの状態になる可能性がございます。
炎症を抑える方法として、
- 自分の想像を超えた価値観に触れる(芸術や映画、絵画など)
- 遊び感覚で物事に取り組む
ことが効果的ってことです。
不安
価値観の多様化が、未来への心理的距離感を遠ざけ、自己連続性を低下させてぼんやりした不安を引き起こしているそうな。
アファメーションの本で読んだ「目標に対するエフィカシーや臨場感」は、未来の目標を明確に定めてイメージすることで未来への心理的距離感を近づけ、さらには自己連続性を高めることで不安を除外(→メンタルを強化)するという連鎖が隠れていたと実感。
なので、対策としては、心理的な未来への距離感を近づける思考をすることが有効的。
最近自分がよくやっているポモドーロテクニックも、強制的に未来の線引きをしてそこに向かって作業を行うため、集中力が高まることに通じているそうです。
また、マインドフルネスの考え方にもあり「今を生きる」「今を感じる」というのも、未来思考の距離をゼロにして不安を取り除いている感じがしますね。
③万全な体調を取り戻す4つの方法
個人的に、明日からの生活にも速攻で転用可能で超使える「万全な体調を取り戻す方法」をご紹介。
腸の環境を整える
腸は超絶大切って話っす(洒落じゃないよ)。
腸の細胞に穴が開く現象(リーキーガット)のせいで、どれだけ食生活に気を配っても、どれだけ睡眠時間を増やしても、なんか体調悪い…って状態が改善されていない可能性があります。
- 部屋の環境を整える(湿度や空気環境、清潔感)
- 発酵食品を食べて腸内細菌を招き入れる
- 食物繊維を接収る
この3ステップで腸内環境を整え、自分の体調も万全な状態でキープしましょ!
自然に触れる
自然に触れるのは、不安の解消はもちろん、自然の中にいる微生物を取り込んで体内を浄化する観点から炎症を鎮めるにも効果的など、爆裂メリットがあるみたいです。
しかも、その自然は擬似的なものでも効果がるようなので、
- スマホで自然の音楽を流す
- 観葉植物を置く
- 自然の動画を1日一回見る
などで、炎症と不安が減少するようです。
普段の生活に公園や森林にいる時間を取り入れるなど、意識的な部分を少し変えるだけで高い効果が得られる点が気に入っています。
運動で脳の炎症を改善
運動は、特に脳内の細胞の治癒に役立ちます。
中レベルの運動を週2回行でば、最低限脳を鍛えることができる運動を実施していると言えますので、まずはそのあたりから日常生活に取り入れようと思う。
人間関係から幸福を感じる
最後に、人は他人に施すことで幸せを感じる生き物です。
なので、人間関係で悩んでいる他人に気を使うようりも、少なくとも自分のためになるので他人に何か役に立つ行動を起こすことがオススメです。
読書後のアクションプラン
- 2回/1週間のペースでランニング、それ以外の平日は筋トレする。
体内の炎症の低下、及び脳内の不安の低下を目的として、また睡眠の質を向上させるため。実施。
- 発酵食品、食物繊維を多く摂取する
なんかしんどい…を軽減させるため。
- 定期的に自然の中に身を置くようにする
- 普段から自然の音を耳にするようにする。
(引用)心に刺さった文章
「他人の役に立つためです。そんなことがわからないんですか?」
鈴木祐. 最高の体調 (ACTIVE HEALTH) (Japanese Edition) (p.238). Kindle 版.
人間は何のために生きるのか問われたアインシュタインが回答した言葉です。
文明病が改善して最高の体調を手に入れることの目的は、自分が幸せになるため=他人の役に立つためである、と考えると、自分的にかなり納得がいきました。