再読

【45冊目】|『自分の頭で考える読書 変化の時代に、道が拓かれる「本の読み方」』を読んで

ケイゾクさん
ケイゾクさん
一児のパパ、サラリーマン、趣味は読書のケイゾクです。

今日は、自分の頭で考える読書 変化の時代に、道が拓かれる「本の読み方」という本を読みました。

  • 読書って何がいいの?と疑問に感じている
  • 冊数に拘って読書している人
  • 趣味を探している人

読書している人が読むと、改めて読書していることの充実感や必要性を感じることができる一冊。

読書していない人が読むと、必ず読書することへのモチベーションは高まる一冊です。

ケイゾクさん
ケイゾクさん
やっぱり読書っていいっすねぇ〜。これからもマイペースに読みまくろう!

単語メモ

  • ネガティブ・ケイパビリティ

予測不能な答えの出ない事態に耐えられる能力。

ケイゾクさん
ケイゾクさん
反語はポジティブ・ケイパビリティで、課題発見・解決能力です。

今解決できないこと、すべきでないことでも、急いで回答を準備しがち。

問いをホールドして未解決のまま置いておく能力の必要性が高まっている。

答えは出なくても良い、無理せず温めておけば、熟成されて軽率な答え以上の価値が出始める。

この本から得たエッセンス

大切なのは、「主体的に、思考する」能力。

これは、今後の時代においても、自分の人生においても、である。

①今後の時代で生き抜く力は、読書で養える?

これからの時代、大切になってくるのは「過去の経験から大事なことを抽出し、本質を見出して未知の世界に生かす能力」です。

これはまじで大切で、日本の教育も答えのある課題ではなく、答えのなき問題に対応できる能力を伸ばす方向で替わろうとしています。

ケイゾクさん
ケイゾクさん
逆を言えば、日本人は特にこの能力が低いと思われます。

先の見えない時代がやってきているからこそ、過去の経験をそのまま転用してこれから先の未来の課題を解決することが、ほぼ不可能でしょう。

過去の経験から学び、その学びの本質を抽象化から見出し、未来の課題解決のために加工する必要があります。

なので、抽象化して転用する能力はとても大切ですが、合わせて抽象化するのに必要な具体的な経験も重要です。

本は、先人たちの過去の経験を無数に借りることができる最高の資源。

借りないてはないっしょ。

本を通じて自分の中に数多の経験を沈殿させていき、必要なタイミングで浮き上がらせて抽象化→解決方法への昇華をすることができるので、読書は今後生きていく上でかなり大切な行動と考えられます。

②読書は趣味に最適?

読書は自由です。

自由で、遊び心のある行動です。

それは、SNSやCMなどのメッセージにはない「余白」が本にはあり、思考する隙間があるコンテンツだからこそ、読書をして思考することで、新たな発見や気づきがあったり、また抽象化するスキルが高まります。

ケイゾクさん
ケイゾクさん
読書を趣味にすることで、勝手にこのスキルが自分に積み上がるので、オススメ。

③冊数にこだわると良くない?

私自身、本をたくさん読もうとして、限られた時間の中で読めるようなテーマと分量の本を選抜して読書している節がある。

これでは、

「しかし、読んだ本の冊数だけは増えても、まったく成長していない可能性があります。なぜならば、「既知の問いと答え」の輪の中だけでループしているからです。いくら本をたくさん読んでいても、「世の中って、やっぱり自分が思っていた通りだよね」「やっぱり自分が正しいんだ」としか思えなくなっていたとしたら、それはちょっと危険な状況かもしれません。」

荒木博行. 自分の頭で考える読書 変化の時代に、道が拓かれる「本の読み方」 (Japanese Edition) (p.86). Kindle 版.

このような危険性を孕んでいる。

既知のリマインドをするため、あるいは新しい答えを探すための読書だけではなく、そもそも自分が向き合ってこなかった、気付けなかったような問いの発見ができるような本にもバランスよく触れることが、読書の効果を最大限に生かすコツだと感じた。

具体的な読書の目的別カテゴリーは下記です。

  1. 問いの発見
  2. 答えの発見
  3. 既知のリマインド
ケイゾクさん
ケイゾクさん
ポートフォリオを組んでバランスのよい読書をする必要がありますね。

 

読書後のアクションプラン

  • 主体的な読書をし、自分自身で抽象化してその本の問いと答えを見出す。

問いと答えを発見するスキルは読書以外のシチュエーションでも必要となる。

「本は読んでも、読まれるな。」です。

  • 問いの発見に関する本もバランス良く読む。

冊数を意識して既知のリマインドばかりにならない。

(引用)心に刺さった文章

「ところが、ホチキス業務にアサインされた人は、その環境要素を切り離して、やがてホチキスを打つこと自体にこだわりはじめます。そして、「どうやら最近の若手は、ホチキスを打つ角度がなっていない」とか、「ホチキスを打つスピードが遅い」とか、いろいろ難癖をつけたりするわけです。世の中は徐々にペーパーレス化しているにもかかわらず……。」

荒木博行. 自分の頭で考える読書 変化の時代に、道が拓かれる「本の読み方」 (Japanese Edition) (p.27). Kindle 版.

こんな老害にはなりたくない。

時代に合った思考がしたい、一方で自分の経験も生かしたいので、自分の経験が今の時代で生きる事は何か、抽象化できるような人間になりたい。

そのために、読書は継続したい。