今日は、『ウチダメンタル 心の幹を太くする術 (幻冬舎単行本)』という本を読みました。
- 内田篤人の飄々とした立ち振る舞いの原理を知りたい
- メンタルが弱く、ブレまくっている人
- 肩肘張って頑張っている人
定期的に読み返したい本のリストに加えました。
普段、自分は何事にもきっちりして、やることを増やして律する事で自分を保っている節があるけど、そのルーティンができなかったり、自分の思い通りに対応できなかった時は、途端にアタフタしてしまって努力を水の泡にしてしまう経験が多い。
そんな自分にとって参考になる情報がこの本にはたくさん合った。
単語メモ
- ウチダメンタル
メンタルを強弱で捉えず、上下で捉える。且つ、その上下の波は幅が小さいほど図太いメンタルであると考えられる。
この本から得たエッセンス
たくさんあるけど、大きく分けると、
- 感情を受け入れ、別の感情で補ったりしない
- 心残りがないように、を心がける
- メンタルは、ハートではなく頭
です。
仕事においてもきっとそう、感情を受入れ、心残りがないようにまっすぐ仕事に取り組み、常にハートドリブンではなく、ブレインドリブンな姿勢で取り組むことで、メンタルを一定に維ことができるはず。
①感情を受け入れ、別の感情で補ったりしない
いい意味で雑というか、適当さを身につける事が大切。
自分はメンタルを保つ為、やることを増やす傾向にある。
- 夜の寝る時間の管理
- 朝からプロジェクトのことが頭にないといけない
- プレゼン前の自分ルーティン
- 改札はこのルートでしか通らない
などなど。他にも数え出したらキリがなく出てくると思う。
でも、実はやらないことを決める方が大切で、その辺は適当さを生かすことで卒なくこなすことができる。
やらないことを決めるとやることが明確になって一層集中できる、まさにエフォートレス思考、エッセンシャル思考に通ずる考え方が、ウチダメンタルには備わっている。
「全部やらないと」って考えたり、「特別な行動をしないと」ではなく、「やらない」「できなくても仕方がない」「適当にいこう」のマインドが、結果的にメンタルを図太くする。
②心残りがないように、を心がける
後悔しないようにって、自分はよく考えていたけど、これは振り返ると結構無謀なチャレンジ。
後悔しないことなんて結局ない気がしている。
どんなに頑張って対応しても、「あの時もっとこうできたな」とか、「完璧って言われたら微妙かな」って考える事は少なくない。
だから、後悔しないように頑張ると変な力が入って本来の力が出せない可能性だってある。
なので、後悔しない、ではなく、心残りがないようにって意識を大切にして本番を迎えることが大切。
失敗しても、後悔しても、まあこれだけ頑張ってそう感じるんだったら仕方ないかって割り切れるまでできるかどうか、ここでメンタルの振れ幅が変わってくると感じます。
③メンタルは、ハートではなく頭
ランニングなどの有酸素運動はメンタルトレーニングになり得る、これが言語化できた。
今までは、しんどいことも耐え抜くトレーニングをすることで、ハートが鍛えられるって考えていた(それもあるかもしれない)。
ただ、実際は、運動することで脳が鍛えられ、脳こそがメンタルを司る機関なので、ランニングはメンタルを鍛えるトレーニングって言えるのです。
ハートが弱いって言い訳するのではなく、脳で考えて考え抜いて心残りのないところまでやり抜けば、感情の起伏が激しくなる事はなく、メンタルも一定に維ことができる。
読書後のアクションプラン
- 心残りがないように努力するイメージを身につける
- 調子が悪い時は、そうだよねって受け入れる。
- いっぱいいっぱいの時ほど、やらないことを決めて適当さを発揮する
(引用)心に刺さった文章
「毎日のクオリティがあらゆるところから上がっていけば、幸せだよね。毎日おざなりにしていったら、それは不幸になってしまう。」
ウチダメンタル 心の幹を太くする術 103ページ
ファッションも、食事も睡眠も、毎日することだからこそ、クオリティをあげれば毎日の幸福度度が上がる。