今日は、『子どもの心のコーチング 一人で考え、一人でできる子の育て方』という本を読みました。
この本を読む目的
子供の成長をサポートできるような関わり方を身につける。
→読書後の振り返り
この本から得たアクションプラン
具体的には、下記の行動を習慣化する。
- ヘルプではなく、サポートを意識して、子供の行動・考えを見守る役に徹する。
- 命令・禁止をやめる。怒るときは、命に関わるとき、人の迷惑になるとき、嘘をついたときだけにする。
- ほめない。喜びと感謝で気持ちを伝える。
- 今に目を向けてしつけするのではなく、将来の子供の成長した姿に目を向けて接することを忘れない。
- 自分自身が仕事にやりがいを持ち、日々一生懸命活動する。
実践後の成果・変化
現在、21日間のアクションプラン実施期間中です。
変化を感じてきた時に、改めて追記いたします。
単語メモ
責任=responsibility=response + ability
=自ら反応する技術、能力のこと。
この本で解消できたQ&A
ここでいう自立は、子供が将来社会に出た時に、度を越した不適切な刺激が襲ってきたとしても、自ら判断して拒否したり処理したりできる力を身につけた状態を指します。
1、自立した子供の育て方は?意識すべきことは?
まず、親が子供の成長や学びを止めるようなしつけをしないことが大切。
例えば、子供が可愛い、もしくは心配だからという親の気持ちで、子供が本来体験するべき失敗や挫折まで巻き取ってしまうと、結果的に社会に出た時に
- 人の助言がないと動けない大人になる
- ちょっとした変化にも対応できない大人になる
といったような、子供の幸せにつながらない結果になる可能性がある。
なので、今のしつけが将来の子供の未来にちゃんと繋がっているか親が判断して発言・行動することが大切。
具体的な、親が子供に教えるべき大切なことを3つご紹介。
- 愛すること
- 責任
- 人の役に立つ喜び
愛することは、自己肯定感を高める唯一の方法。
自己肯定感が高いと、社会に出ても自信を持ってやっていける大人になれる。
責任は、responsibility=response + abilityと言い換えられ、自分で物事に反応することができる能力と言える。
責任がないと、変化に適応できない。
人の役に立つ喜びは、人が内発的に生み出すやる気を生む副作用のない種。
やりがいを持って社会で活躍している大人は、人の役に立つ喜びを子供の時から知る機会に恵まれている。
2、子供を幸せにするしつけ方法は?
子供に自らの人生のハンドルを握らせ、主体的に学び、気付き、感じる経験をできる限り多く、安心してできる環境を用意することが大切。
しつけとしては、ヘルプではなく、サポート方の姿勢で取り組む。
- ヘルプ=子供ができないと割り切り、子供の人生のハンドルを親が握って道筋をコントロールしてあげること。
- サポート=子供はできると信じてあげて、子供のハンドルを子供に握らせ、道が逸れないように助手席に座っている対応方法。
また、簡単に褒めるのではなく、親が感じた喜びや感謝を言葉で子供に伝えることが大切。
褒められることがモチベーションになると、褒められるために行動する大人になるので、結果的に幸せな状態から逸れる可能性がある。
人の役に立つ喜びを教える際にも、褒めるのではなく、喜びと感謝を伝えることは有効。
3、親が子供の意見を聞くときの効果的な方法は?
コツは3つ。
- 子供への指示・命令・小言を言わない。
- 子供から答えが返ってくるまで、待つ。
- 何か言い返したいことを子供がいったら、黙る。
「子供のためを思って」という姿勢で話すと逆効果。
私はこう思うというような親の気持ちを伝えるために、子供の背景を知るような傾聴を心がけることが大切。
この本を読むオススメのタイミング
子供の成長に合わせて、定期的に読み返すべき本。
初めて子供ができた親は必読だと思います。
自分も、ふたり目ができるタイミングとかでも絶対読み返そうと思います。
引用
「同時にその父親の姿から、世の中に出て働くのがどういうことかを学びます。家族を養うために仕方なく働いている以上の、働く喜びや、社会や人の役に立つ喜びを子どもに見せてください。そのとき子どもは、自分も社会に出て活躍したいと思うようになります。それこそが、働くお父さんの「ハートフルコミュニケーション」です。」
菅原裕子. 子どもの心のコーチング 一人で考え、一人でできる子の育て方 (Japanese Edition) (p.173). PHP研究所. Kindle 版.
パパになったから仕事がんばらなきゃ、という流れではなく、家庭・子育てに一生懸命だからこそ、自然と仕事も人一倍頑張っているという理屈だったんですね。
世のパパを尊敬すると共に、自分も子供や家族にとってハートフルコミュニケーションが取れる存在になろう。